論語と算盤【読書感想文】

 

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

 

 

良い習慣により人格を磨く。

学問と現実の調和。

お金の良い使い方を学ぶ。

 

誠実に努力し続ければ、

お天道様が運命を開いてくれる。

 

狡賢とか意地悪な人の方が儲けるの上手い気がしているけれど、勇気の出る言葉が数々ありました。

 

 

断酒6日目!

 

--------以下抜粋-------

 

元々習慣とは人の普段の振る舞いが積み重なって染み付いたもの。このため、自分の心の働きにも影響を及ぼす。良い習慣を身に付ければ善人になり人格にも関係してくる。そして他人にも感染する。

 

時勢を知り、より良い選択や決断をするために知識を積むことは必要である。

といっても知識が十分でも、これを活用しなければなんの役にも立たない、実践して学ぶ必要がある。

 

自分を磨くことに際限はない。頭でっかちにならないよう理屈だけでなく実際に行うこと。学問と現実の調和が重要である。

 

利益を得ようとすること、社会正義の道徳に則ること、両方のバランスが必要。道理と欲望をうまく結びつければバランス良く富を築いてゆける。

 

お金を無駄に使うことは戒めなければならない一方で良い使い方も学ばなければ最後にはただの守銭奴になってしまう。

 

自分の仕事に理想や想いを付け加えて実行することで「趣味」となっていく。

 

仁や義といった社会正義の道徳は東洋人の考えに古今変わりがないように思われる。

道徳の根本は聖人や賢人が説いたものは科学技術のようには変わらないようだ。

 

忠、良心的であること

信、信頼されること

孝弟、親や年長者を敬うこと

とても権威ある人格の養成法

 

つまり、

仁、物事を健やかに育む

 

という最高の道徳を身に付けるために、社会で生きていくために1日も欠かせない条件だ。

 

これを基本に据えつつ知識や能力を発展させていく。

 

道徳とは日常のなかにあるべきもの、時間を守るなど、人に譲る、安心を与えるなども道徳なのだ。

 

仕事とは地道に努力すれば精通していくが気を緩めると荒れてしまう。

 

楽しみと喜びの気持ちを持ってやればどんなに忙しくても苦にならないはずである。

 

良い人間は自分で積極的に動き、運命を作り出していく。だから厳正に言えば逆境も順境も無いのだ。

 

成功や失敗は一生懸命努力した人の心に残るカスみたいなものだ。人として成すべきことの達成を心がけ、自分の責任を果たして、それに満足しなければならない。

 

誠実に努力することだ。公平無私なお天道様は必ずその人に幸運を授け、運命を開いていくよう仕向けてくれる。

 

声はどんなに小さくても聞こえてしまう。行いはどんなに隠れてしても明らかになってしまう。

 

言葉で多くのことを言わない。しかし、言ったことは徹底的に努力する。