君たちはどう生きるか【読書感想文】
今週のお題「やる気が出ない」
そんなみんなに少し前の漫画を
人間が悔いるのは、そうでない方向に決定する力を持っているからなんだ。
この原作者は亡くなってるだろうけどその語り口の優しいこと。これからの日本人、特に子供に向かって投げかけてる感じ。
雄大な人類史の人つなぎ、分子であることを理解しつつ、次の世代を励まし見守る感じ。
自分も納得する人生を歩み、もっと誰かを幸せにし、誰かに引き継いで、この人生の舞台をあとにしたい。
やる気出てきた❗️❗️❗️
明日も(今日も)頑張りましょう❗️❗️❗️
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以下は抜粋、適宜私の主観で要約してしまっているのでご注意を。
「人間の立派さがどこにあるか、それを本当に君の魂で知ることだ。そうして、心底から、立派な人間になりたいという気持ちを起こすことだ」
「人間甘めの法則、生産関係」
「1人の人間として経験することに限界があるが、文字を発明したから書物を通じてお互いの経験を伝え合うこともできる。
できるだけ広い経験をそれぞれの方向から矛盾のないようにまとめあげていったものが学問なんだ。
もりもり勉強して学問の頂点に立ち、そこで仕事をするのだ」
「この悠々と流れていく大きな、大きな流れを考えてみたまえ。偉人や英雄も、結局、この大きな流れの中に漂っている一つの水玉に過ぎないことに気がつくだろう。本当に尊敬ができるのは人類の進歩に役立った人だけだ。」
「どうして思ったことを行動に移せなかったんだろうってなんだか情けないような気持ちになったの。
ずっと時間が経った今でもあのときぐずぐずしてしまった自分は心の中ではっきり残っているの。
そんな自分にお礼を言いたいくらいなのよ
自分の中に少しでもきれいな心がわいてきたら
「今度こそそれを生かさなきゃ」って背中をおしてくらいことがあるから
やるべきことをできずに後悔することがあるかもしれない
でもね
たとえそのときは苦しくてもその経験を忘れてはいけないの
これからの長い道のりの中できっと何度も背中を押してくれるから」
人間の悩みと過ちと偉大さについて
「人間は、自分自身をあわれなものだとみとめることによってその偉大さがあらわれるほど、それほの偉大である。
およそ人間が自分をみじめだと思い、それをつらく感じるということは、人間ががんらいこんなみじめなものめあってはならないからなんだ。取り返しのつかない過ちを犯してしまったという意識ほど辛いことはない。
僕たちが悔恨の思いの打たれるというのは、自分はそうでなく行動することもできたのに、、
と考えるからだ。
それを男らしく認め、そのために苦しむということはそれこそ、天地の間で、ただ人間だけができることなんだよ。
人間である限り、過ちは誰にだってある。そして良心がしびれてしまわない以上、過ちを犯したという意識は、僕たちに苦しいおもいをなめさせずにはいない。
しかし、コペル君、お互いに、この苦しい思いの中から、いつも新しい自信を汲み出してゆこうでわないか、
正しい道に従って歩いてゆく力があるから、こんな苦しみもなめるのだと。
「誤りは真理に対して、ちょうど睡眠が目覚めに対すると、同じ関係にある。人間は誤りから覚めて、よみがえったように再び真理に向かうのを、私は見たことがある」
これはゲーテの言葉だ。
僕たちは自分で自分を決定する力をもっている。だから誤りを犯すこともある。
しかし
僕たちは自分で決定する力をもっている。
だから誤りから立ち直ることもできるのだ。
人間分子の運動が、ほかの物質の分子の運動と異なるところも、また、この点にあるのだよ