男性育休の困難

性別役割分業意識

「お母さんじゃダメなの?」

 

〈仕事優先〉の時間意識

優先して時間を配分するのは仕事、

私生活はその余分の時間を使う。

「序列化」

仕事は私生活の時間を制約する力をもつが、私生活が仕事の時間を制約する力はもたない。

「一方向性」

 

正社員は仕事を優先させるべき、で、

そうでないならやめるしかない。

 

そこで性別役割分業意識が

多くの男性を仕事へ、

多くの女性を育児は導く。

 

深層にある〈仕事優先〉の時間意識が、

仕事優先の働き方を要請し、

仕事か育児かの二者択一を迫る。

そこで性別で男は仕事、女は育児を迫られる。

 

男性育休の困難の根底にある

〈仕事優先〉の時間意識は

当事者ではない正社員が維持し、再生産する困難である。