指先からソーダ
学生時代にぶらぶらした、
井之頭公園の昼間の長閑な雰囲気だとか、
各駅停車の電車の陽の光を思い出す。
六本木のオシャレな空気を吸いにでたものの、学生の身分では2杯のお酒で退散したレストランデートだとか、
何気ない木漏れ日の雰囲気の気配を、匂いや、温度で、湿度できっと覚えている。
粘膜が覚えている感じというのかな。
愛おしい。
ちなみに
「けん玉を見ても思い出さない」
がお気に入り
説明は出来なくて良い、なんか芸術っぽい、浸れる雰囲気、そんな味のする飴をレロレロ舐め回した。
喉が渇いたので、きりりと苦いアイスコーヒーを無糖で飲むことにした。