嫌われる勇気


外に出たくないから不安という感情を作り出している。

トラウマは存在しない。

 


トラウマに苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。

自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定している。

 


人は怒りを捏造する。

大声を出すために、怒った。

 


大声を出し相手を屈服させたかったから怒りという感情を捏造した。

怒りとは出し入れ可能な道具

「人は変われる」を前提に考えよ

変わることの第一歩は知ることにある

 


幸せを実感出来ないなら、このままの状態が良いはずが無い。

 


大切なのは、

なにが与えられているか、ではなく、

与えられたものをどう使うか、である。

 


今のあなたが不幸なのは自分の手で

「不幸であること」を選んだ。

善しとした、ためになると考えたから。

 


人は常に「変わらない」という決心をしている

性格や気質はライフスタイル。

あなたはあなたのライフスタイルを選択した。

 


人は色々不満があれど、「このままのわたしでいること」が楽だし安心できるのだ。

幸せになる勇気がたりていない。

「今のライフスタイルをやめる」という決心。

 


「もしも〇〇だったら」と可能性の中に生きていたら人は変わることは出来ない。

 


あなたはあなたのライフスタイルを選び直せば良い。

 


過去の人生に何があったとしても、

今後の人生を生きることには何の影響も無い。

 


孤独を感じるにも他者を必要とする。

人間のすべての悩みは対人関係の悩みである。

問題はその身長に対してどんな意味づけをほどこすか、どんな価値を与えるか?

 


劣等感とは客観的な事実ではなく、

主観的な解釈

 


人は無力な状態から脱したいとする、

優越性の追求という欲求を持つ。

 


理想に到達できていない自分に対して劣等感を感じる

状況は現実的な努力により変えられる。

劣等感は努力成長を促すもので悪いものでは無い。

劣等感コンプレックスとは、

自分の劣等感を現状の言い訳に使い始めた状態のこと

見かけの因果律

本来は何も関係のないところに、あたかも重要な因果関係があるかのように自らを説明し、納得させてしまう

 


自慢する人は劣等感を感じている

不幸自慢

不幸であることで「特別」であろうとし、不幸であると言う点において、人の上に立とうとする。

不幸を武器に相手を支配しようとする。

 


人生は他者との競争ではない

いまの自分よりも前に進もうとすることにこそ、価値がある

お前の顔を気にしているのはお前だけ」

 


面罵されたなら、その人の隠し持つ目的を考える。

権力争いを挑まれている。勝つことで自分の力を証明したい。闘いに勝っても復讐が待っている。

権力争いを挑まれたら乗ってはならない。

 


怒りという道具に頼る必要がない。

対人関係の中で私は正しいのだと思った瞬間、

すでに権力争いに足を踏み入れている。

主張の正しさは勝ち負けとは関係ありません。

あなたが正しいと思うなら、他の人がどんな意見であれそこで完結するべき話

 

さまざまな口実を設けて人生のタスクを回避しようとする事態を「人生の嘘」といった。


アドラー心理学は自分が変わるための心理学。

 


「所有の心理学」ではなく「使用の心理学」

目的論の立場に立ち、自らのライフスタイルを選ぶ力がある。

 


承認欲求を否定する

「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない。

他者の期待を満たすために生きているのでは無い

他者の期待など、満たす必要はない

たしゃの目を気にしていると他者の人生を生きることになる

 


他社もまたあなたの期待を満たすために生きているのではない

 

 

課題の分離

 


われわれはこれは誰の課題なのか?という問いから他人の課題と自分の課題を切り分けなければならない。

他者の課題には踏み込まない。

あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと。

自分の課題に踏み込まれることで発生する。

 


その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?

 


あなたのためを思って、、その欺瞞を察知するからこそ子供は反発する。

子供が何をしているのな知った上で見守ること。

勉強したい時には援助する用意がある事を伝えておく。

子どもの課題に土足で踏み込まない。頼まれもしないのにあれこれ口出ししない。

馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない。

カウンセラーは相談者の人生を変えることはない。

自分を変えることができるのは、自分しかいない。

 


他者の課題を切り捨てよ

信じることは自分の課題

 


自分の信じる最善の道を選ぶこと

その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題でありあなたにはどうにもできない。

 


あの上司がいるから仕事ができない、これは原因論

 


仕事したくないから、嫌な上司を作り出す

できない自分を認めたくないから嫌な上司を作り出す、これは目的論

上司が理不尽な怒りをぶつけてこようとわたしの課題ではない、、理不尽な感情は上司が始末するべき課題。すり寄る必要もないし、自分を曲げてまで頭を下げる必要はない。

自分に嘘つくことなく自分の課題に立ち向かうこと。

 

 

 

他者の課題には介入せず、自分の課題には誰ひとりとして介入させない

 


ゴルディオスの結び目を断て

運命は伝説によってもたらされるものではなく、自らの剣によって切り拓くものでおる。

課題の分離は対人関係の入口

 


承認欲求は不自由を強いる

承認欲求というのは要するに誰からも嫌われたくない

他者の期待を満たすように生きることは、

自分に嘘をつき、周囲の人々に対しても嘘をつき続ける生き方である。

他者の課題に介入することこそ、自己中心的な発想。

 


本当の自由とは、

自由とは他者から嫌われることである。

 


他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれない。

 


自由を行使するにはコストが伴う。

 


あなたのことをよく思わない人がいてもそれはあなたの課題ではない。

幸せになる勇気は嫌われる勇気も含まれる。

 


対人関係のカードは私が握っている。

私が変わったところで、変わるのは私だけ。

まずは自分なのです。

 


共同体感覚

自己への執着を、他者への関心に切り替えて行く

承認欲求に囚われている人も極めて自己中心的なのだ。

どれだけ自分に注目し、どう評価し、どれだけ欲求を満たしてくれるか。

自分のことしか見ていません。

他者からどう見られているかばかりをきにかける生き方こそ、「わたし」にしか関心を持たない自己中心的なライフスタイルなのです。

 


ほめても叱ってもいけない

ほめるという行為は、能力のある人が能力のない人に下す評価という側面が含まれている。

 


ほめたり叱ったりする背後にある目的は操作。

縦の人間関係を否定し、横の関係を対人関係とすることを提唱している。

 


横の関係に基づく援助を「勇気づけ」と呼んでいる。

 


ありがとうと感謝の言葉を伝える。

助かったとお礼の言葉を伝える。

いちばん大切なのは、他者を「評価」しない、

ということ。

 


人は感謝の言葉を聞いた時、自らが他者に貢献できたことを知る。

人は自分に価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる。

自分の主観で他者に貢献出来ていると思えること。

 


存在しているだけで価値がある

 


「誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかを考えることなく。」

 


自己受容、他者信頼、他者貢献

 


肯定的なあきらめ

「変えられるもの」と「変えられないもの」

を見極める

ありのままの自分を受け入れ、変えられるものは変えていく勇気を持つこと

 

 

 

仕事の本質は他者への貢献

わたしは誰かの役に立っていると思えると自分に価値を感じられる。

他者貢献とはらわたしを捨てて誰かに尽くすことではなく、わたしの価値を実感するためにこそ、なされるもの

 


ユダヤの教え

10人いれば

1人はあなたを批判し、2人は親友に、残りの7人はどちらでもない人となる。

 


嫌いな1人にフォーカスするのか?

親友の2人にフォーカスするのか?

 


ワーカホリックの嘘

仕事が忙しいから家庭を顧みる余裕がない

これは人生の嘘

仕事を口実に他の責任を回避しようとしている

本来は公私全てに関心を寄せるべき

 


人はいま、この瞬間から幸せになることができる

他者貢献は目に見えなくて良い、役に立ってると貢献感を持てればそれで良い。

自分が納得できれば良い。他人の承認はいらない。

 


特別な存在感になろうとすることは、

安直な優越性の追求

 


普通であることの勇気

普通であることは無能であることではない。

 


人生は連続する刹那である。

人生を登山に例え山頂がゴールだとすれば、道中は途上になる。

ゴールしてからが始めての本当の私の人生となってしまう。

われわれは「いま、ここ」にしか生きることができない。

人生は刹那の点の連続。

計画的な人生など不可能なのだ。

バイオリニストになる人もいつも目の前の楽曲だけ、この一音に集中していたのではないか?

人生とは今この瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのだ。

そしてふと周りを見渡したときに「こんなところまで来ていたのか」と気付かされる。

ダンスを踊っている「いま、ここ」が充実していれば、それで良い。

踊った結果どこかに到達することもあるが、その場にとどまることはない。目的地は存在しない。

エネルゲイア的(現実活動態的)な人生。

旅人もとれる。目的地だけが目的ではない。道中すべての瞬間が旅のはずだ。

 


「いま、ここ」に強烈なスポットを当てよ。

そうすれば過去も未来も見えなくなる。

 


過去も未来も、「いま、ここ」には関係ないし、考える問題でもない。

 


いまできることを真剣かつ丁寧にやっていく。

 


人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです。

ありもしない過去と未来に光を当てて、かけがえない刹那から目を背けて嘘をついていた。

この瞬間を真剣に生き切る勇気があるか?

決めるのは昨日でも明日でもなく「いま、ここ」

 


無意味な人生に「意味」を与えよ

 

一般的な人生に意味はない、人生の意味はあなたが自分自身に与えるものだ

 


これなら何ができるのかを考えるべき

 


祖父は人々は仲間であり、世界は素晴らしいというライフスタイルを選択したと信じる。

 


導きの星=他者貢献

他者に貢献するのだという導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、何をしても良い


「いま、ここ」を真剣に踊り、真剣に生きる。

過去も見ないし未来も見ない。ダンスするように生きる。踊っていればどこかに辿り着く。

 


わたしの力は計り知れないほどに大きい。

わたしが変われば世界が変わる。

世界とは、他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ「わたし」によってしか変わりえない。

 


もっと前に知りたかった。

今のあなたに響いているからこそそう思う。

あなたはこの話を、いま聞くべきだったのだ。

 


世界はシンプルであり、人生もまた同じである。